生きる張り合いとして、お絵かきを手放したくないわけなんです。
自分のなかに立ち上がったイメージを、自分で見れる形にするための行為としての表現、その、描いている工程自体が喜びで、出来上がったものが当初のイメージに近ければさらに幸せですね♪
それが他者から見てもらえることは、嬉しいことですが、好いてもらえるそこを目的にすると本来の目的から軸足がずれる危険があると自覚が必要だ、と、常に自分に言い聞かせる。
高評価のために描くことに意味がないとは言わないし、技術的な向上には冷静な観察と苦痛に耐える努力が必要だと思います。
現実的な話、時間とエネルギーは有限なので、生活の中で生きがいとしてのお絵かきを手放さないためには、完成度なんて捨てられます。
描きたいイメージがモアモア浮かんでるときは、台所でレンジ回してる4分間とかも、クロッキー帳に向かったりします。
この絵の色は、仕事帰りに寄ったスーパーで、「おつとめ品(賞味期限が近いから投げ売り)」コーナーで見た、「新橋牛乳寒天」とかいうカップデザートのパッケージが、こういう感じの色で、なんかレトロで胸をくすぐられる色だったので、よし!この感じを持ち帰ってこの絵に投入してみたいぞ!と、全力で脳内に保存したのです、買いませんでした、だって3人家族なのに1個しかなかったから・・・
この絵はただひたすらシノンを描きたかっただけで、具体的な完成イメージはなかったので、なんとな~くいつも通り、薄い水彩風に塗ろうかな~♪と思ってたんです、同じポーズでれいろも描いてて、それがピンク系だったから今度はどうしよう、グリーン系でいいかな・・・くらいの計画しかなかったので、思い切って方向性チェンジです。
脳内保存してきた色の再生はなかなか難しかった、やっぱり買ってくれば良かった…と思いました。
この辺?っていう色を拾って、あとはフィルタの色味調整で。
そんな感じで日々、細切れの時間とエネルギーを、お絵かきを楽しむことに投入してます。
まとまった時間もエネルギーもないので、サイト作るとか本作るとかイベント行くとかは無理ですが、それでも、絵をかく楽しみを手放したくないので、イメージが自分の中に立ち上がらなくなっちゃうことが一番怖い事なので、無理はしない!欲張らない!だってそれでも家事がエライおろそかになってますからねっ・・・