予告通り、観てきました。
アレ勃…(まだ言うか)
「風立ちぬ」
今日はレディースディだから、多少混むのは予想していたけれど……
平日9時半(一回目)で席が8割方埋まってるってどうなの!?
しかもほぼ女性。年齢層高し!!!
60代、70代とお見受けするオバサマ率がすごい!!
アニメ映画で、この客層って、初めてだよ。
感想ですが、盛大にネタバレしているので、これから観に行く方は回れ右です。
あと、あくまでも個人の感想ですので、そこんとこよろしくです。
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口コミランキング等で賛否両論すさまじくて、結構覚悟して行きました。
一言で言うと、
子どもにはお勧めしない
映画です。
ジブリだから子どもにも安心…とか思って行かない方が良い。
全編通してマニアック。
観る人を選ぶ。
山場がなく淡々とストーリーが進んでいき、あっさり終わるので、
ヤマ無しオチ無し…ってなんだかこう書くと“やおい”映画みたいですな。
空想と現実が入り交じって、ファンタジーなんだか伝記なんだか恋愛映画なんだかその全部なのか??
しかしながら、風景の素晴らしさ、関東大震災の迫力、お得意の浮遊感の見事さ、アニメーターが血涙を流したであろうモブシーン…。
厚底メガネを通して見える顔の輪郭のゆがみとか、凹レンズの影とか…
いやそこまでこだわるかフツー…という細部までの書き込み。
メガネ描写だけでも観る価値あった!!
しかしそこまでこだわるなら、何故声優にこだわらない??
庵野監督の声は、しばらくすると慣れるけど、やはり本職の声優ではないので浮いてる感ハンパ無い。
プロの声優を使わないという宮崎駿の変な主義には、私は全く持って賛同できないのです。
声は作品に魂を吹き込む仕事。作品の出来を大きく左右すると思うんだけどな。
周囲も何も言わないのか??ストップかけろよ。
菜穂子さんはやっぱりジブリの女性。
芯が強く、 優しく可憐で美しく、男性を立てる。
宮崎作品で初めて、亡くなるヒロインだけども、今まで宮崎作品でキスしたり夫婦の契りを交わしたりする描写って無かったから、これは新鮮だった。
でも、結核でありながら、汽車に乗って二郎に会いに行ったり、キスしたり夫婦の契りを交わしたりする(二度目)ってどうなの?
「生きて」って言ってる割には、感染とか考えないのかなぁ?
結核患者の横で煙草を吸う二郎もアレだけども。
そして、“弱っていく自分を見せたくない”って去っていくのも何だか納得出来ないなぁ。
…これで引退かぁ…と思うと、やはり寂しいですが、宮崎駿の大罪は、次世代ジブリを担う人材を育てられなかった事だと思います。
更に言うと、上映前に予告編が流れた高畑監督の「かぐや姫の物語」のインパクトが凄すぎて、全部持って行かれた感じです。
早く観たいwww