某公共放送で未来の話を綴った番組(主に技術面)を放送するらしい。
その宣伝の中の一場面。みょうちきりんな動的補助外骨格を着けたじいさんが街頭、店舗のショウウィンドゥのガラスを叩き割り、中にたつ女性型人間酷似式ロボットを連れ出す(本人は助け出すつもり)というもの。
これはやはり少々技術が進もうが、人とロボットの見分けもつかないボケ老人は直せない(ロボットが人間そっくりで見分けがつかないということが問題ではない。一日中ショウウィンドゥに閉じ込めるような、食事も生理的現象も無しで、仕事をそもそも人間にさせるのか、という問題についてこの老人は考察していないだろうから)あるいは、ロボットと知りつつ他者の都合を省みることなく威力をもって連れ去りを謀る(ただの強盗だけど)不良老人が社会にのさばるという示唆なのだろうか。
前者に関しては基地外に刃物(きちがいにはもの、危険物はちゃんと基地内において管理しないと危なくてしょうがない、という意味)という社会が訪れるかもしれない、いや、すでに訪れている(道路を自動車で逆走し重大事故を起こす老人たちがすでに問題になっている)ということだろうか。
後者は、もうすぐ大量定年を迎える団塊の世代が最近巷で傍若無人な振る舞いを見せる傾向にあるが、これが進めば日本は大量不良老人を抱える時代に突入せざるをえないという社会的危機を訴えているのだろうか。
どっちにしろ、いくら技術が進んでも問題は常に人間の側にありということだな。