ｱﾚｸｾｲ・ﾐﾊｲﾛﾌは、まだ駆け出しのWarsman＝戦士の
修行中だ。数ヶ月
前、元居た世界から、転生し、顔も変わり、身長も伸びて、以前よりは、
逞しくなった。それでも、戦士としては未熟なのが、悩みの種だ。
先輩のWarsmanが４人居るが、そのうち、
ｲｱﾝだけが、ｱﾚｸに常に
嫌味を言って、突っかかる。
それが悔しくて、何とか強くなろうと、最近、夜に、人の居ない街の片隅で、自主トレを始めたが、ふと、自分の現状を考え込んで、中々身が入らなかった。
外見は、皆同じ、Warsの
黒いｺﾝﾊﾞｯﾄｽｰﾂ・・・黒ﾒｯﾄに、黒仮面、肩球、ｴﾙﾎﾞｰ・ﾆｰﾊﾟｯﾄ、ﾍﾞｱｸﾛｰ・・・個人の識別に、部分的に色が違う所も有るが、 外見だけ見れば、一人前に見える・・・
いつになったら、一人前の戦士になれるのか？・・・ｲｱﾝ以外は、皆
優しいから、口にしないが、本音では、足を引っ張って、迷惑に思われてるだろうな・・・自分でも、頑張ってるつもりなのに、反して全然強くならない。どうしたら、いいんだ？・・・
ついじっと考え込んで、我に返り、もう時間も遅いので、そろそろ帰ろう・・・
その時、近くで、女の悲鳴が聞こえた。
緊張し、どうするか考えたが、非常事態に、見過ごす訳に行かない。
未熟な自分に、解決出来るか不安だが、取り合えず、声の聞こえた所へ
走った。
路地裏の暗い袋小路で、ﾋﾟﾝｸ色髪の若い女が、ごろつきども数名に囲まれ、捕まっていた。
俺の力で、戦えるのか？・・・自信は無かったが・・・
「何をしている？ その人を放せ！」
一人の男が、「何だ？てめぇは？ ジャマする気か？」
「助けて！お願い！」女が必死に叫ぶ。もう無我夢中で、「なら、力ずく
で やるまでだ！」
ﾍﾞｱｸﾛｰの刃を出し、女を捕まえていた奴に攻撃する。予想外に、簡単に、
人質を奪回出来た。 「大丈夫か？」
女の服は、乱れて、少し体力も消耗しているようだった。走って逃げられないか・・・。「俺の影に隠れているんだ。何とかする・・・・」
さっきの様子から、どうやら、やつらより自分の力が上だと確信した。やれる！
ｷｯｸ、ﾊﾟﾝﾁ、ﾍﾞｱｸﾛｰ攻撃・・・ﾀﾞｳﾝした奴や逃げた奴、とにかく決着は付いた。
女の方を見ると、服が乱れ、疲れている。歩いて帰るより、ここは・・・
「その様子では、このまま帰るのは無理だな。出来るかどうか・・・家まで
送ろう。住所は？」
「ありがとう！助かったわ。家はこの近くだけど・・・」
住所を聞き、ｲﾝﾌﾟｯﾄすると
ﾏｽｸ内部に、行き方がﾅﾋﾞｹﾞｰﾄされた。あとは・・・「一人なら、なんとか飛べるが、人を運ぶのは未だ・・・やってみるか」
女を抱き上げ、意識を集中して、周りの空気が渦巻き・・・ゆっくりと上昇して、宙へ浮かんだ。
「なんとか、出来そうだ。良かった」
まだ少し頼りなかったが、そのまま空を飛行する。夜景が眼下に広がる。
「わたしは、ピンキー。あなたの名は？」 「俺は・・・【
Warsman】と言う戦士の１人だが、決まりで、
本名や素性は明かせない」
「じゃあ、顔を見せて・・・それは仮面でしょ？」 「それもダメだ。個人情報は秘密になっている」
「そうなの？・・・せっかく助けてもらったのに、名も顔も分からないなんて・・・」
「まだ俺は戦士の修行中だし、助けられただけでも幸運だ。大した事してないし、もう会う事も無いだろう」
そうこうするうち、ﾋﾟﾝｷｰの家に着き、下ろした。
「これからは、人気の無い所へ行くんじゃないぞ」 「ありがとう！もう会えないの？」 「さぁな・・・じゃ、これで」
ﾋﾟﾝｷｰは、飛び立って去るWarsを、名残惜しそうに見送った。
ｱﾚｸは、仲間たちの居る住居へ帰り、ﾏｽｸとﾒｯﾄを取った。
まだ戦いの興奮が残っている・・・どうかと思っていたが、相手が弱く勝てた。絡まれている女も助かった。
その事実が、今まで未熟だった自分に、少し
自信を与えた。
つい顔がにやけて止らない。
ふふっ、ふふふふっ・・・
止めたいが、今は心のままに、ほくそ笑んだ。
ｲｱﾝが早速「何だ？ﾆﾔｹて。とうとうおかしくなったか？」と突っ込んだが、いつものように気にならなかった。
やっと自分も、出来た事が有る。相手が弱かったので、幸いだったが、
それでも成功体験だ。今夜は良い夢見れそうだ・・・。
一方、ﾋﾟﾝｷｰは、ｱﾚｸ・・・本名を知らないし、素顔も知らないが、・・・の事を
回想していた。
絡まれていた暴漢どもを、簡単に倒し、抱きかかえて飛んで、送ってくれた・・・きっと、声の感じから、素敵な人に間違いない・・・
どんな顔なの？
それを想像すると、とても寝付かれなかった。
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2話は１/５、ﾏｲﾌﾚ限定、
http://chixi.jp/?m=pc&a=page_fh_diary&target_c_diary_id=4...
ついに、ｱﾚｸ妄想のﾋﾟﾝｷｰ編（笑）を、書いてみることに。文章化されると、脳内妄想がはっきり他人にも見れる形になる訳だが・・・
多少ﾆｭｱﾝｽが変わったり、表現力不足で、わかり難かったりするだろう；
魚津本人は、とても楽しくて仕方無い、自己満足の極みである(^^ゞ
Wars（戦士・見習い中）と、ｱﾚｸ(普段、ヘタレ）のｷﾞｬｯﾌﾟがﾎﾟｲﾝﾄ。こういうのは、Spiderman,Superman,破裏拳ﾎﾟﾘﾏｰ、あと、偶然見た戦隊物（ｶｰﾚﾝｼﾞｬｰ？）のﾚｯﾄﾞが、敵女に惚れられてるが、素顔の時は、ﾚｯﾄﾞと知らず
エラそう？(笑）・・・の例が面白くて、浮かんだ。
最初に思いついたのは、実写映画Spiderを見たのが切っ掛け。ﾋﾟｰﾀｰ（Spide）rは隣人のMJに片思いで、MJは、助けてもらったSpiderに片思い？・・・
の図式が、楽しくて(*^^*ゞ
これから、またｱﾚｸが、ﾋﾟﾝｷｰと会って、Warsと知らず、振り回される展開
￣ｍ￣ ふふ・・・早く、正体ﾊﾞﾚとか書きたいが・・・
他にも、短いひとコマとか有るので、絵だと時間かかるし、下手なので；
文の方が早い・・・ ﾋﾟﾝｷｰが、ｱﾚｸに「Warsのｺｽﾌﾟﾚ」させるﾈﾀ・・・一度へタレ漫画描いた；
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あと・・・こんな自己満足な妄想SS、
公開範囲をどうしたものか・・・？
外部、ｻｲﾄ内、ﾏｲﾌﾚのﾏｲﾌﾚまで（ｼｬﾚ？；ﾎﾝﾄに可能？）、ﾏｲﾌﾚ、公開しない・・・と、別枠：
ﾌｧﾝへ公開する、しないが有る。
ﾌｧﾝ・・・ﾒﾝﾃ後出来た機能だが、まだよく分かってない・・・あるﾒﾝﾊﾞｰを気に入ったら、ﾏｲﾌﾚでも、なくても、別に「ファン」として存在し、ファンで有る事は、本人にも、他人にも、ファン自身のﾍﾟｰｼﾞにも表示・・・まだ使ってる人少ない？
どうだろう・・・？ 自己満足だし・・・見てもらいたいが・・・つまらんだろうし；悩む・・・(￣ヘ￣;)ウーン
