■俳優の藤田まことさんが急死
(読売新聞 - 02月18日 11:53)
テレビのお笑い番組「てなもんや三度笠」や時代劇
「必殺」シリーズなどで人気を集めた俳優の藤田まこと
(本名・原田真=はらだ・まこと)さんが、17日午前
7時25分、大動脈破裂のため、大阪府内の病院
で亡くなった。76歳だった。
父は無声映画時代に活躍した時代劇俳優の
藤間林太郎、伯父は女形の曽我廼家弁天という
芸能一家に生まれ、子供のころから子役として度々、
映画に顔を出していた。19歳で歌手を目指して上京、
地方回りの劇団で司会やコント、声帯模写など
様々な芸を磨いた。
1950年代末から、大阪・朝日放送の「びっくり捕物帖」
「スチャラカ社員」で頭角を表した。62年から始まった
同放送の公開コメディー番組「てなもんや三度笠」では、
白木みのるさんと珍道中を繰り広げて爆発的な
人気を獲得、50%を超える高視聴率を記録した。
72年に始まった「必殺」シリーズでは、表向きは
妻と義母には頭が上がらないが、人知れず悪を倒す
仕事人の中村主水役を好演。硬軟両面を巧みに表現
した。同シリーズ終了後は、ドラマ「はぐれ刑事純情派」で
刑事役に挑戦。一見地味だが、人情味あふれる
刑事役が共感を呼んだ。
映画でも、68年の小林正樹監督「日本の青春」では
学徒出陣した男の半生をシリアスに熱演。ベストセラーの
映画化「積木くずし」(83年)では、非行に走る娘に苦悩
する父親を好演した。ミュージカル「その男ゾルバ」で
91年に芸術選奨文部大臣賞を受けるなど、舞台でも活躍。
2002年に紫綬褒章を受けた。
近鉄ファンの偉大な先輩として
また、当然ながら必殺の主水さんとしても
尊敬しておりました。
大好きな大好きな俳優さんでした。
ついこの間出演作「わるいやつら」を見て
改めてその演技の幅に感服していたところでした。
今はショックで言葉がうまく出てきません...
なんといったらいいんでしょうか...
悲しすぎます。
ああ、でもこれで必殺が見られないのか...
残ったスタッフで続けていくのかは定かではないけど、
もうあの味わいは見られないなあ...
ただ、ただご冥福をお祈り申し上げます...