第5章 27日 田町~新宿~水道橋~飯田橋
*今回多少くどい表記があるのはアメブロ~プッブログまで記事の内容を同じにしているためです。ご容赦!!*
さて、新宿まで戻った私が何をしたのか。
それは25日、霧のため飛行機が飛ばずに泣く泣く
キャンセルしたN氏との会食なのだ。ただ、
事前にメールですこし遅れるという一報をもらっていたので、
新宿だったらネカフェのひとつでもあるだろうと思って
向かったのだが、途中紀伊国屋を見付けて「ちょっと」寄り道
した。しかし人が多かったので早々に退散。
もうすぐ閉店するさくらやホビー館横を通って、
待ち合わせの場所に近い、ネカフェを発見。
ただ、25日のマン喫と違って、前払いだし、
電源もなかったし、結局純粋にネットだけしていた。
ここで大半のコメレスができたところで、N氏から連絡。
待ち合わせ場所に着いたらしい。
一時間で部屋をとっていたのだが、30分も立たずに
出ることになった。ちくしょう読み違えた。だがまあ仕方ない。
待ち合わせ場所は真向かいのFマ。そこで立ち読みしている
N氏発見。声をかけると彼の第一声「頭白くなりましたね...」
...いきなりそうきたか!!N氏らしい歓迎の意である。
無論悪気はない。それはわかっているのでこちらも別に
腹は立たなかった。
で、階上の猪木酒場へ。
いきなり通されるとゴングが鳴って「二名様入場」ときたものだ。
N氏の話によるとここが一番「変」な店らしい。
全国展開はしているのだが、今やっているのはここと
福岡.千葉あたりまでで、沖縄店とかはもうやっていないそうだ。
店内は撮影自由だったのでここぞとばかりにいろいろ撮りまくる。
まあシューズやベルトはともかく闘魂棒まであったのには驚いた。
店内では往年の猪木さんの試合が流れていた。
おお、私が好きなタイガー.ジェット.シン戦ではないか。
もっともこの人ブッチャー同様試合では楽しているんだけど、
当時は燃えたなあ。もちろん私はシン派だったが、なにか?^^
出てきたのはお通しと、コブラツイストなるコブラの形
をしたソーセージ。こいつが名物らしい。いろいろつもる話も
あったのだが時間が短すぎてあっという間にタイムアウト。
N氏がドリンク一杯目の無料券をもっていたので、かなり安上がりで
店を出た。新宿三丁目から水道橋に向かう。
ここでプロレス仲間(元.週刊プロレス投稿常連会プレッシャー
=私も所属している) と落ち合うことになっているのだ。
ところが一本目の電車はあろう事か素通り。
新宿三丁目に急行が止まらないとははじめて知った。
N氏にとっても予想外だったようで 「こんな重要拠点の駅を
とばすなんてどうかしていますよ」といっていたが、後の祭り。
やむを得ず、水道橋で待つ、アメンバーでもある酔猫さんに
N氏から連絡を入れてもらう。
まあこればかりは電車を恨んでも仕方ない。
次に来た電車でおとなしく移動。車中で「おもしろいものがある
んですよ」とT島社のプロレス本を見せてもらう。今はなき
SWS所属のレスラーのギャラなどが公開されていたが、
一番おもしろかったのは、元.新日本の永島部長をモデルにした
原田久仁信氏のマンガ。これがビミョーな悪意があるというか、
言い意味でも悪い意味でも梶原イズムを踏襲したキミョーな
作品なのである。とにかく書き飛ばしてしまえば、それが真実なんだ
という姿勢には久々に「男の星座」魂を感じて目頭が熱くなった。
違う意味で^^
という間に気がついたら水道橋に着いていた。
ここに来たのは新日本対Uインターのドーム以来だから
それこそ本当に15年ぶりである。駅は工事中で当時の面影
はなかったが、やはりこの界隈に来ると落ち着くものである。
駅を出てほどなくすると酔猫さんと先についていた
バックランド2世さん(以下Bさん)が我々を出迎えてくださった
(すいません。やっとここで登場です^^)。
酔猫さんも頭に白いモノが目立っていたが、お互い
年取ったんだから仕方ない...ただ、元気なのは元気だった。
福岡でお会いしてから久々だったのに、全然ブランクを感じなかった。
そのまま一行は歩いて飯田橋へ。
ここら辺を歩くのは実を言うとはじめて。
だって会場以外用事ないものなあ...
結構奥まったところへ酔猫さんがどんどん進んでいく。
結構うら寂しいなあと思っていたら、店の明かりが
いきなり飛び込んできた。
そう、今回の目的地は往年の名レスラー、東洋の神秘として
世界中でご活躍された「ザ.グレート.カブキ」選手が
営まれているその名も「かぶき」というお店。
ここの常連でもある酔猫さんが私のために予約を入れて
くださっていたのだ。実はかぶきに行くことは事前に知っていたので
カブキさんに手渡したいモノとおみやげをもっていっていた。
それは色紙に描いたカブキさんのイラストと、87年11月
私がはじめて全日本プロレスを生観戦したときのパンフレット。
ここにカブキさんのサインを入れてほしくて、わざわざ
もってきたのだ。
カブキさんのイラストは実を言うと原宿でギャラリー巡り
をしていたときに皆さんにもお見せした。ちょっとした
工夫が施されているのだが、ここでは下絵だけ公開^^
できあがったモノはいつかまたお見せします^^
結構迫力があって、我ながら気に入っているので、
カブキさんが喜んでくださるといいなあと思ってはいた。
実はこの作品がうまく描けたので勢いで描いたのが、
AYUMIさんにプレゼントしたものなのだが、
こっちもまあまあいけたのではないかと思っている。
意外と色紙って描くの好きなので^^まあ(サインを)
書いてもらうのも好きですが^^
とりあえず店にはいるともう既にかなりのお客さんが入っていて、
厨房でカブキさん自らが忙しそうに動いておられた。
繁盛しているとは聞いていたが、ここまでとは...
確かに土曜の夜ではあったのだが、予約がないと入れないはずである。
最初は25日になるはずが予約がいっぱいで結局この日に
なったのだから、そのにぎわいがわかろうというもの。
元.レスラーのネームバリューだけではなかなかこうはいかない。
猪木酒場とは対照的だった。
とりあえず先行で乾杯した後、各人におみやげを渡す。
これでだいぶんリュックの中身は軽くなった。
N氏がBさんに「おもしろいものがあるんですよ」と
さっきの本を取り出して見せていた。
が、ひょっと目をやるとお店に同じ本が...
「あれ、これって...」
ちょっと解説をしておくと、実は元SWS時代、
カブキさんはマッチメーカーとして現場の責任者だった
のだが、新日本出身と全日本出身のレスラー同士の
人間関係に頭を痛めて、相当ストレスだったらしく、
カブキさんの前でSの話は禁句では?と
N氏と二人危惧していたのだ。
だが、そのSの記事が載った
本が置いてあると言うことは...意外と取り越し
苦労だったのかもしれない。
まもなくして、もと会員のK氏、ちょっと遅れて新宿の大魔王、
笠原さんご氏も到着して改めて乾杯。
ひとしきりプロレス談義に花が咲く。
と、そこへ厨房が一段落したカブキさんが自ら我々のテーブルに
出向いてくださったのだ。さて、ここから先がいろいろ
貴重なお話をいっぱい聞かせていただくことが出来たのだが
それはまた次回....(続く)