「そのぅ・・風って?」
「ん、一般的なイメージは、早さ・熱を奪うもの・大地(留まる場所)からの離別・たゆとい心のままに行動し・伝えるもの・・そんな感じかな・・『風の魔力』は、『功』も同じ」
私を見つめ言うサリ
「・・魔力の説明の時、想い人・ううん子供を自慢するみたいに話すんですね?」
少し頬が上気する・・
「ん、『魔力』は『魔女』や『賢者』にとって子供みたいなものだから・・と、話が逸れた・『功』は『魔力』が身体と同化した状態だよ」
「?」
「・・えとね、魔力が、蜂蜜だとする」
「蜂蜜!大好きです♪甘くて、私どんぶりで・」
「分かった!君が蜂蜜好きなのは分かった!・・けど今は『功』の説明途中なんだ、続けて良い?」
「あ!そうでした、ごめんなさい続けて下さい」
「ん、私達『賢者』は、硝子の容器に『魔力』・蜂蜜を入れた存在、『魔術』を使う時は、容器を傾け蜂蜜を出して使う、だけど『功』は、パンに『魔力』・蜂蜜を染み込ませた存在」
「美味しそうです♪」
無視「賢者が魔力行使する場合傾ける・『魔力展開』の時間が必要だけど『功』は、それが無い!」
「それって、単純に『功』の存在が強いって事ですか?」
「強いね・でも絶対じゃ無い」
「分かりません」
「実験する?」微笑み・・