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D-Dragonさんの公開日記

2012年
02月11日
23:01
 ひたすら素材を作ってー、解説作ってー、とかしてました。何よりも、それらを総結集した「使用例絵」もとい「全ての苦労はコレを描きたかったァ―――!」絵の作成。フフフ…そう、これを描きたかった。

 ジェダが地味なのがね、不思議だったんですよ。まあ、格ゲー的には、1人だけ浮きすぎた格好にはできんだろうし、ドット絵技術の問題で装飾過多にはできんかったんだろうと判りますけどね。ベリオールに並ぶ3王の1人で、ベリオールの領土内に領土を持つ=ベリオールの家臣相当に過ぎないデミトリとか(能力の話ではなく地位の話ね)、それ以下(貴族でない)の他のダークストーカー達と、そう変わらない格好してるのが。言うなれば、国王が、裕福とはいえその辺の商人と大差ない衣装をしてる訳ですよ。近世以前のヨーロッパ的な世界で。

 で、考えた。「復活したばかりで、肉体は最低限の魔力で構成した仮初のものに過ぎない」という話だから、性格的にもあんまり権力誇示とかこだわらないタイプだし、外見に余分な魔力を割かなかったんじゃないかと。……でも、本来、一般的?ファンタジーが準拠する中近世ヨーロッパの世界では、衣装は「自分が何者であるか」を示す非常に重要な指標であったわけで。「冥王」「救済者」といった宗教的概念が色濃い存在ならば、シンボリックな衣装というのは重要なわけです。

――と、まあ、ここまでが持論で。「復活したばっかで、魔力不足で地味なんじゃしょうがないな。じゃあ、消滅する前のバリバリの魔界三大貴族時代は、ちゃんとシンボリックで王らしい格好してたんだろうなあ。」と思ったので、というか、俺的に「冥王」言われて納得できる格好のジェダを見たかったので(←本音) 描いてみました。(今日の絵)

 まあ、生前は基本、でかいドラゴン姿だったらしいので、その頃にたまに人間型の姿をとった時の絵(想像図)
、になりますが。ベースは復活後(ゲーム内)のジェダの格好に+装飾+肩からかけた帯と、被り物(被り物は貴族の基本!)。 肩掛け帯は教会の司教様とかがかけている帯から。山羊の頭蓋骨の被り物は、アンチメシアという点からあえて悪魔的なものということで。(ついでに、セイヴァーのシステムグラフィックやジェダの言葉が、とこどこフリーメイソン的なので、魔術的なものを)

 絵の文字はラテン語で、肩掛け帯が「Vulnevant omnes, ultima necat.(皆傷つき、やがては死す)」、裾が「Mement Mori.(汝死すべき存在と知れ)」「Cognoscete ipsum.(汝死すべき存在と知れ)」、左上が「Non timere.(おそれることはない) Ego sum primus, et novissimus.(私は最初であり 最後である)」――ラスボス登場時の特殊イントロセリフですね。

 さて。素材は大体揃ったから、マンガでも描き始めましょうかねぇ…。いや、まだプロットとか全然考えてないんですけどね。