物事の確率を変えて従わせる現象・・あれ?
「キルケ様」
「ん?」
「『魔力』の本質が『確率を意志に従わせる』って『属性』の位置付けは何です?・ただ『確率』を操作するだけなら、全ての現象・魔力を同じ様に扱える・『属性』の分け隔てが無い・・と、思うのですが?」
キノコと木の実のサラダを一口・・「君らは、属性決定の苦しさで忘れていると思うけど、『魔力顕現』当初は全ての魔力を自在に行使してたんだよ」
「あ!」私は、思い出したけど、サキは分からないみたい・「サキ様、状況は人それぞれですし、『顕現』から『決定』の時間が短い人は認識しない事もあります」
「ん」と、サキ。
「・で、『属性決定』した瞬間、『他属性魔力』を、使え無くなる・」はい・と私、ん・とサキ。
「『魔力』には、『意志』があるんだ・」
「ええ?!」二人重なる声。
「『属性決定』の時、自身の意志とか『これ、やりたい』って、強く思うだろ、それを『魔力』が『受け入れる』んだ・『本来の魔力・全てを司る魔力』は、身体に負担が大き過ぎるから、『属性』って型で妥協する」
思い当たる・・私の魔力は、『水』選んだ時、『分かった♪』みたいな感覚があった。