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英字5文字さんの公開日記

2013年
05月16日
01:51
だいたい宿題などと言うものは、休み時間にこなしてしまうに限る。
家にまで帰って机などに向かいたくない。
いや、帰ってまで勉強などしたくない!

論作文ならば構想の時間が必要なので、ある程度仕方が無いが・・・。
数学・英語の類であれば公式・文法に当てはめれば自然に出来る。
どの公式・文法を使うかは経験と知識になるが、
それがこなせれば簡単なものだ。

「なにしてるの?」
K子が横から覗き込んでくる。

「宿題片付けてる・・・。」

「うそっ!
 コレいま出された問題じゃない!?」

「そうだよ。」

K子には授業中、今まで何度か助け舟を出している。
出さないと、うるさくてたまらないからなのだが・・・。
それに気を良くしたのか、いつの間にか俺に絡むようになっていた。

大嫌いじゃなかったのか?俺のこと・・・。
まあ状況的に、嫌われたマイナスラインから惚れさせるスタート地点に着いたところであろうか。

「凄いなぁ~!」
感心してK子は言う。

そうかね~?
自宅でするのが面倒なだけなんですが・・・。

「ねぇ。
 勉強教えてくれない?」

「えっ?」

「だから、私に勉強を教えて。」
と、しつこくK子はせがんでくる。
あれ?好意を寄せて来てます?
んじゃ、もう一押しですかな・・・。

「いいよ。」
俺はフェミニストだからね~。
まぁ、自分の復習にも丁度良いか・・・。

だがしかし、なんか俺の平穏が崩されていく予感が・・・。