結果的に、K子は二日休んだ。
そして三日目の朝・・・。
「おっはよ~!」
教室内を聞きなれた声が響き渡った。
見ると、松葉づえをついたK子が入ってきた。
U子とC子は、K子に跳びつかんばかりに駆け寄った。
U子が、痛々しそうなK子の恰好を見ながら言う。
「K子ってば・・・!
大丈夫!?
もう一日ぐらい、休んでれば良かったのに・・・。」
「なんかね、いたたまれなくて出て来ちゃった・・・。」
と言いながら、K子は自分の席へ座った。
「おまえ・・・、大丈夫か!?」
俺は、K子に問いかける。
「うん、全治一週間ぐらい・・・だって。」
それを聞いたU子がホッとした顔をする。
「でも、元気そうで安心したわ。」
C子も安心したようだ。
「本当によかったねぇ・・・。」
「U子ちゃん、C子ちゃん、心配してくれてありがとうね。」
「まったく・・・。
あまり心配させるなよ・・・。」
「ごめんね?」
「お前は女なんだから、身体の怪我だけは気を付けてろよ・・・。」
「えへへへ・・・。
分かった。」
YやE、U子にC子が俺たちの周りを取り巻いている。
「ほら・・・。」
俺はK子に挨拶を促す。
「そだね・・・。
皆様、大変お世話になりました。」
座ったままではあるが、K子は皆に頭を下げた。