4月のカレンダー

1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

各月の日記

タグ一覧

ユーザーRSS

Powered by

Q太郎さんの公開日記

2010年
03月07日
14:19
前回は、ハイドライドをちょっと紹介しました。
ま、ゲームの紹介って言いながら、こういった時代に、こんな斬新なゲームが!!って感じの紹介になってしまいましたが、8ビットでメモリー32KBの低スペックマシンで、あのゲームを作り上げたのはすごいって事です。

さて今回は、「アークス(ARCUS)」を紹介します。
ハイドライドから比べると、一気に時間が進んで、結構新しい物になりますけどね。
現在、レトロゲームとしてダウンロードなどの再販もあるので、どこまで書くかちょっと悩む部分もありますが、多少ネタバレが含むと思います。

メーカーは「ウルフチーム」というメーカーで、結構マニア受けするようなゲームも多かったと思います。
(個人的に大好きなメーカーでした)
全般的に、グラフィックは綺麗で、特にBGMはかなり良いです。
アークスもかなり効果音としてのBGMはすばらしく、オープニングはかなり盛り上がります。
私、オープニング大好きで、今でもBGM覚えています。
(ウルフチームの作品は、PCの能力を最大限に生かして、プレイできるように作られているものも多く、PCを細かく設定することも必要なゲームもありました)

このアークスですが、ジャンルはRPGです。
RPGなのですが、レベルなどは一切ありません。
どちらかと言うと、ストーリーが超メインで、それをなぞるというか追うタイプのアドベンチャーに近い感じを受けます。
なので、ドラマティックアドベンチャーRPGなどと呼ばれることもあります。
フィールドは3Dダンジョンになります。

このゲーム、よくできています。
とにかくストーリー重視なだけあり、よく勉強されていますね。
話は、よくある混沌に一人の冒険家が立ち向かい、闇を打ち破り平和が訪れるといった単純明快なストーリーですが、ファンタージーという部分をよく勉強して作られていると思いました。
魔法の力が元々あった世界が、人の欲望の影響で魔法の力が衰え、なくなり、滅亡の危機が訪れる。
そこに冒険者の「ジェダ」がやって来るのが始まりです。
ここで重要になるのが「魔法」というキーワードです。
旅を進めて行くと、多くの人と出会い、ドンドンと仲間が増えていきます。

ジェダ(主人公:戦士タイプ)

エリン(軽戦士タイプ)
結構強い女性戦士。酒場で暴れていてジェダと合流。

トロン(シーフ?)
小人族で、実際戦力になるかと言うと・・・
でも意外とタフです。
迷宮内で出くわす
トラップ解除とか宝箱開けるのがお仕事だったかな?
(トラップ解除とかあったかな?)

名前わすれた(エルフの戦士?)
エルフの女性戦士(シューターかな?)で、精霊などの知識に秀でている。魔法(ホーリープレイ)に詳しい存在の一人。
HPがちょっと少なくて、一撃でやられることも多く、足を引っ張ることが多かった・・・でも重量人物。

ヴィド(人間の爺さん)
職業なんだったかなぁ~
とにかく口うるさいジジィで人相よくない。見た目魔法使いです。
物知りジジィだったかな?(賢者か?)
HPも低いのですが、後列に配備されるため、ここまで攻撃が届くことはマレ。

ピクト(幼いハーフエルフ)
このような戦いに不似合いな、まだ子供のハーフエルフ(人間とエルフのハーフ)
最も弱く、戦闘に参加できないタイプ。
精霊の知識、語りを知っている。
後に、冒険家となり世界を救う。
(ちょっと宿命とか運命を感じるキャラクターです)

かなり、細かい部分は忘れていますが、物語が進み、魔法と世の中が滅びに向かっているというこの2つのキーワードで、このようなパーティーになります。

出会いの部分では、必然的に話は非常に長いです。
こういった部分でドラマといえます。

そして、ここから、ホーリープレイを求めて冒険が始まります。
ホーリープレイ?っと思う人もいるでしょうね。
ファンタジーやRPGに詳しい人は、知っていると思いますが、このゲームホーリープレイをゲームの重要な位置に取り入れています。
このあたりが、ただ単に「魔法」としてまとめないところが、勉強しているなぁ~っと思ったところです。

ホーリープレイとは、精霊と対話して、その力をかりて魔法を発動させることです。
ファンタジーのゲームでは、このように魔法を使う職業を「シャーマン」と呼びます。対して一般的に言う魔法使いを「ソーサラー」とよびます。
ホーリープレイをシャーマンといえばちょっとピントくるかな?
実際、現在でもシャーマンというのは世界の各地にいて、交霊術などを行っています。神事(お祭り)などではシャーマンは欠かせません。
日本だとイタコがシャーマンにあたりますね。
魔法使いというか、宗教的な要素も強いのがシャーマンですね。

話をもどし、そのホーリープレイを行うために、精霊と対話を行うための神器を探しに行きます。
それはすでに力を失った神器。
そして、対話できるように精霊に会いに行きます。もちろんこれは人間には行えません。より精霊、自然に近い環境で育ったエルフのお仕事。ピクトもこの力を持っていたはず。

しかも精霊に会いに行くのは結構大変。
このゲーム、結構戦闘が大変で、戦力はキャラクターの紹介でもなんとなくわかると思いますが、ジェダとエリンです。
敵を倒してもお金などはドロップしません。もちろん装備なども一切購入などなく、自分の相用品で冒険するので、強い敵はずっと強いのです。(うわさでは、隠しパラメーターで熟練度があったのでは?っと言われていましたが、定かではありません)
HPの回復などは休息をするのですが、休息していると時間が経過して敵に出会うことが多かったです(アラとして、壁に向かって休息すると敵に出会わない)
戦闘中はアイテムで回復できたと思うのですが、敵がお金を落とさないので、お金は減る一方なので、アイテムはほとんど買えません。
ここが一番きついゲームです。
(PC98版では、お金の面で改善があり、フィールド内に隠されている宝箱にお金が入っていた)
なので、ダンジョン内で拾ったもの(もちろん拾える数は決まっている)でやりくりが必要。
実際、アイテムに関しては、ほとんど無いに等しい状況になります。
すべての精霊に出会えばホーリープレイで回復などできたと思います。

ホーリープレイを行うさい、何もリスクが無いのかと言うともちろんあります。魔法使い放題!というわけではありません。
画面には、キャラクターのHPしか表示されていませんでしたが、精神力的な隠しパラメーターがありました。
ゲームをプレイし始めて、ダレもが気になるコマンド「励ます」があります。
私も、戦うってコマンド以外に励ます?っと思っていたのですが、これは消費した精神力を回復させる効果があります。
なので、ホーリープレイが使えるようになったら、ピクトでホーリープレイをつかいジジィはひたすらピクトを励まします。
ボス戦でもこのパターンで精神力が尽きた経験は無いので、実質はホーリープレイ使いたい放題ですけどね。

最後のボスは、炎の精霊のダンジョンの奥深くにいるのですが・・・・
結局、闇というのは人間の心にあるのだと思うラストが待っています。
衝撃のエンディングです。


地味に、方眼用紙などを用意して、マッピングを行っていけばクリアは簡単だと思いますが、ホーリープレイがすべて行えるようになるまではかなり大変なゲームです。
このゲーム本当に用意されたストーリーをなぞるだけっと捕らえると、自由度の低い、ストーリーメインの日本のRPGって感じですが、話がドラマティックで面白いです。
(実際、面白い!っと捕らえる人と、苦労してクリアしたがクソだった!っと言う人も多かったと思う。評価、真っ二つです)
また、レベルを上げないと!!とかそういった余計なことをしないでよい分ストーリーにはまれる感じもありますね。


Q太郎的には、お気に入りの1本です。
オープニングもかっこよかったし、ストリーも充実しているし。
アークスはその後3までリリースされました。



次のゲーム紹介は・・・・
PCゲームの方が思い入れが強い作品が多く、内容がいいものが多いのでPCゲームメインになりそうなのですが、ちょっとゲーム機でリリースされた物にしたいですね。
そうなると「女神転生」かな?