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のどかさんの公開日記

2010年
04月24日
02:33
巷で大評判のB級SFアクション映画「第9地区」を
新宿ピカデリーで観て来たが、
こんな力作をポイントでタダで観て悪い気がする(^▽^;)
昼の回なのに7〜8割方埋まってたのは驚いたが、
8割以上が男性なのはなぜ?ww
B級なのにA級だ(コレって褒め言葉じゃないと思うんだが)、
低予算(30億円で??)なのに全米で大ヒットだ、
30歳の南アフリカ人の初監督作品なのにイキナリアカデミー賞4部門ノミネートだ、
「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン監督がプロデュースだが、すでにピーターを超えただのと話題は尽きない。

28年前、南ア、ヨハネスブルグにやって来たエイリアンを難民として受け入れたが住民との軋轢が深まり、
やむなく新たな難民キャンプに強制移動することになるが・・・
というドタバタをドキュメンタリー風に描いた(最近多いな、この形式)SFアクション映画。
ブラックジョークが秀逸すぎて笑いっぱなしだが、
あまりに人間の本質をさらけ出されるので顎が引きつってくる。
勿論B級なので、ハリウッド大作にありがちな情けない主人公が紆余曲折を経てヒーローに成長する、というストーリーは期待しちゃいけないw
最近では「アバター」を思い出してしまうが、全く別物。
まあテーマは被るトコもあるが^^

人畜無害っぽい無邪気な笑顔の下に見え隠れする人間性の矮小な主人公(人間)には、それやったらダメじゃーん!と常にツッコミながらも、自分にも潜在的にそういう感情があるかもしれないと思ったり。
難民ゲトーを作るなんて島国日本ではあまりピンと来ないが、
欧米では現実的に難民問題が深刻なせいか、
こういうテーマが多く扱われている。
フランス映画「アルティメット1,2」では実際の移民を一地区に軟禁して起こる物語だったが、
こっちは難民がエイリアンだから差別感情が露骨だし
本音をギャグのオブラードにくるんでるからよけいゾッとする。
エビは当分食えないな(°3°;)〜♪
タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」もそうだったが、
最近は珠玉の骨太社会派B級が多くて嬉しい限りだ^^

新鋭ニール・ブロンカンプ監督の次回作も必ず観に行くゾ☆

感情を抑えてここまで書いたが・・・
何、この映画!?!?!サイコーじゃーーーーーーん!!!(≧▽≦)
黒ハート黒ハート黒ハート黒ハート黒ハート黒ハート
(通常黒ハート5個が満点の私デスw)