iランドで掲載中のお話『たからもの』の設定小説から・・
遺跡消滅後、AI搭載の大型バイクに乗って帰る途中の、時雨と姫様の会話・・
『はは』時雨のお母さんが創った古代超技術の解説、後半叫んでいるのは、大型バイクの『さゆりちゃん』です♪
百合満載です♪
外側からの圧力には全く変型せず、内側からの変化のみ受け入れる。
熱の遮断性能も良く、2000度の加熱で透過は2度程度
若干のパワーアシストも付いており、機密性も高い。光はその表面を回折し反対側にまわる為、透明に感じる。ただし、ある程度のエネルギーを消費する為常時という訳にはいかない。
林道をさゆりちゃんで走っていてふと気になる。
「姫様」
「はい、時雨様」
「あの、む、胸が」
「あ、嫌ですか?」
「嫌じゃないけど」
さっきからフヨフヨした感触が背中に当たってます。おかげで集中出来ません。
「もう少し、ゆるく捕まって下さい」
「だってしっかり捕まれって言ったじゃないですか」「いや、言ったけど・」
そこまで言って気づく、衝撃を全く通さないくせに、触感は残すって凄い技術なのでは?
「私、結構大きいんですよ時雨様」
ぐいぐいって感じに押し付けられる。
「止めて下さい!私の背中で、ラブラブコメコメって何考えてるんですか?!止め!」まだ、道のりは長いんだけど、たぶん到着したらぐったりだわ絶対
っていうか、ちゃんと到着できるんだろうか?
せっかくの技術も、ラブラブの前には霞んでしまうのでした。