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新田真子さんの公開日記

2011年
02月15日
22:38
米 cartoon network で放映中。ファンタジーばかコメディ、「レギュラー・ショウ」。

話題なのでちょいと観てみました。
おおお、面白い。なんじゃこれは。

公園の管理事務所で働く2人の馬鹿者じゃなくて若者、ブルー・ジェイ(アオカケス)のモーディカイとラクーン(タヌキ)のリグビィが主人公。
彼らの日常とばかっぷりをあますところなく描く問題作。
ばかだ。ばかすぎる。前々からアメリカ人はばかを描かせたら世界一だと思っていたが、ここでもその才能を遺憾なく発揮。

動物が主人公だからといって、今までカートゥーンのような動物擬人化のギャグアニメだと思ってはいけない。フリーダムすぎる。
つーか、なぜブルージェイとラクーンなのか。公園管理事務所の上司はガム・ボール・マシーン(コインを入れると透明のドームに入っている球形のガムが出てくる販売機)だし、同僚はイエティ、幽霊、など正体不明のメンバー。もちろん公園は人間の住む町にあり、人間の憩いの場なのであった。どういう世界観なんだ最近のアメリカアニメは。

考えてみればもともと、言葉をしゃべるおばか動物が人間の世界に住んでいる、というカートゥーンはけっこうあったんだった。「クマゴロー」とか「早撃ちマック」とかね。しかし、ガム・ボール・マシーンはどうなの?動物じゃないでしょ。ええ?

このてのカートゥーンは実は動物の擬人化ではなくて、人間の擬動物化なんだよね。

キャラクターデザインや突拍子もない設定と読めない展開は、「アドベンチャー・タイム」と共通するものがあるけれど、「レギュラー・ショウ」は大人向け。たしかアダルト・スイム(カートゥーンネットワークの大人向け時間帯)でやってるんだと記憶している。冒険ファンタジーの世界でフリーダムな「アドベンチャー・タイム」に対して、「レギュラー・ショウ」はいちおう現代社会が背景になっているわけだけれども、そのぶんフリーダムな展開が過激さを増している感じ。
とにかく、おもしろい。でも日本にくるにはハードルが高そうだなあ。