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新田真子さんの公開日記

2011年
03月13日
23:10
「キック・ザ・びっくりボーイ」#20-b のゲストキャラクター、スカーレット・ロゼッティ。プロのスタントガール。声はアリッサ・ミラノだよ。

結局、金曜日はなかなか眠れなかったので、残りの片づけをしながら、明け方まで地震報道をみてしまった。30分から1時間ごとに余震で揺れ続けるので、しまいには自分がふらふらしているのか部屋が揺れているのかわからなくなってきた。実はいまでもなんだか揺れてるような気がする。

一夜明けて土曜日もずっと地震報道を見てしまう。被災現場からの津波の様子はあまりにすごい。こういうのは特撮映画の中のシーンだけのはずだったのに。
12年前、大型台風の際実家が高波にあったことがある(それも含めていままで合計3度、床上浸水経験者)。当日は東京にいて、家族の無事は確認したものの、帰ろうにもJR新幹線は止まってしまい、最寄の空港も滑走路が冠水してどうにもならない。一日おいて帰ってみると、机の天板あたりまでの高さに床上浸水で実家は平屋なので、家の中はほぼ壊滅。廃棄物集積場に指定されたすぐ側の漁港にいくと、子供のころからあった石積みの堤防はあちこち崩れ、船がひっくり返っているわ、海草まみれの軽自動車が転がってるわともうめちゃくちゃ。怪獣映画のワンシーン。人的被害はゼロだったので、そのときは割りとのんきにそう思ったのだった。
そんなことを思い出し、TVの映像をみると高波と津波の破壊力の差を思い知りますね。さすがに家が土台から引き剥がされてしまうなんてことはなかったものなあ。我が家は結局日常にもどるのに1ヶ月くらいかかったんじゃないかな。でも今度の津波被災は家さえ残らずもって行かれて、一体どうすればいいのか。とても考えられない。

ずっと地震報道を見ていて気分もだんだん沈んできたところで、そうだ、「キック・ザ・びっくりボーイ」の新エピソード放送を思い出した。観てみるとなかなかいいエピソードでほっとしました。ありがとう「キック」。でイラストはそのエピソードのゲストキャラ。

午後からは電話も通じたので、何人かと連絡をとりあい、とりあえず皆、無事だったと一安心。その一方で地震報道では原発メルトダウンの危機が。えらいことだ。原発がどうのというより、メディアの横のつながりゼロってのがね。原子炉塔の爆発映像は日テレだけで、そのとき他の局はみんな、天井崩落とはどんな具合で起こったのだろうかなどどいっているし、政府の記者会見でも天井崩落、とだけ言い爆発についてはかなり後にならないと言及しないありさま。爆発映像はかなり早くyoutubeにもアップされたそうではないか。いったい報道はどうなっているのか、ことがことだけにこれでいいのか。インターネットや他の局をチェックしている人間はTV局にはいないのか。煮え切らない政府と東電の記者会見もどうなんだか。これで関東震災がきたらどうなってしまうんだろうと思ってみたり。

話は前後しますが、夕方、ご飯を炊く気力が足りなかったので夕飯を買い物に出るとスーパーではレジにものすごい行列、商品もかなりなくなってる。昨日からの交通麻痺で商品が届かないもの原因のひとつだが、みればカップめんや飲料水をごっそり買っていく人も。予想はしていたものの、みなさんやはり明日にも地元で地震がおこるような気になってしまうんだな。こういうときはそんなもんだ。そのまま次の災害に備えれられればいいものの、のどもと過ぎればなんとやらで、日常が戻ると忘れてしまうんだろうなあ。

やっぱり普通の日常が一番。結局今のところできることは日常を続けることなんだよね。
そんなわけで、今日も一日、部屋の片付けと絵を描いていましたよ。