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けっちょさんの公開日記

2011年
03月30日
00:07
地震以来ずっと連絡のとれなかった福島在住の知人と、昨日ようやく電話がつながりました。

我が家をリフォームしたとき、ものすごくお世話になった大工さんで、家族ぐるみのお付き合いをしていました。

「こっちでの仕事も片付いたんで、福島(故郷)に戻るわ」
と、引っ越しされたのが昨年末でした。

……それからわずか三ヶ月。

津波からは免れ、地震で倒壊はしなかったものの(瓦が落ちたそうですが)、原発30キロ圏内でした……・。
奥さんは、お姉さん夫婦の元へ、
彼は群馬の本家に身を寄せているとの事でした。


電話はつながらないし、避難所の名簿にも載ってないし、(考えたくなかったけど)死亡者名簿も見たけど該当者がいなくて、震災の日からずっと無事を祈り続けていたので、ようやく声を聞けてホッとしました。

たまたま自宅に一時帰宅してたタイミングに、電話掛けたみたいです。
何て幸運!!神様ありがとう!!

先方も「連絡しなきゃ」と思ってたらしいですが、何せバタバタで、住所録等持ち出せなかったので、連絡できなかったとの事でした。




奥さんとお話したとき、最初、
「テレビ買ったばかりでね、地震のとき倒れないよう支えてたのよ」
なんて冗談ぽくおっしゃってたんですが、だんだんね、
「昨日は海岸の方まで行ってみたの……」
その惨状は、TVからでは伝わらない……言葉では言い表せない程のものだという事が、奥さんの震える声から伝わってきました。

それからはずっと泣かれてました。
震災からずっと気を張ってたんだろうなぁ……。

肉親や知人を、多く亡くされたそうです。
まだ行方不明の人もいるそうです。



こんな時、何て言えばいいの?
気の利いたボキャブラリー持ち合わせてない自分がもどかしかった…。



今、困っているのは、物が手に入らない事だそうです。

地元に唯一あるスーパーに開店の何時間も前から並んでも、数量に制限があったり、品物そのものが無かったりで、日々の食事も大変なんだそうです。
水道・ガス・電気は大丈夫なのが救いだとか。

とりあえず、食料送ります。どういう物がいいですか?
って聞いたら
「缶詰、佃煮…何でもいいの。」

後は泣きながら
「ありがとう、ありがとう」
って、ずっと繰り返されてました。


今日、取り急ぎダン箱2つ、宅急便で送りました。
レトルト物、スープ、味噌、野菜、お豆さん……目に付いた物をとりあえず入れました。
あと、おまんじゅうや羊羹や飴も。
ほんのひとときでも、お茶飲んでゆっくりしてもらえたらいいかなと思って。

また第二回、第三回送ります。


私にはこんな事ぐらいしか出来ないです……。