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Q太郎さんの公開日記

2011年
04月28日
12:54
これは、スキャナーを使って取り込んだものです。

色鉛筆だけではありませんが、スキャナーを使ってPCへ取り込むのって結構難しいですね。
元の絵と比べると、結構色が変わりますね。
色が薄かったり、濃く表示されたり・・・・・
色鉛筆の場合は、スキャナーで薄い色を拾ってくれないことも多いです。


今回は、約20時間ほどかけて塗りました。(色鉛筆だけの時間)
ラフ(下書き)を含めるとどれぐらいの時間になるかなぁ~??

仕事と家事の合間に描いたので、なかなか思うように進まなかったのも事実ですね。
そのおかげと言うか、中断が多かったの経過を更新するために、携帯カメラでの撮影が多かったので、少しまとめて掲載してみます。
(メイキングの時の内容を簡単にした感じになっていると思います)
写真は携帯カメラで撮影しています。



今回の絵は、ネット上でセーラー服の素敵な画像を見つけ出したものを模写しました。

Ⅰ.写真を見ながら、下書き用の紙へ鉛筆でザックリ書き写します。

私の場合、鉛筆は2Hを使用しています。
適当にアタリを取って、バランスを整えて、段々と顔の位置や目の位置、手の位置などを固定した行く感じですね。
消しゴムも適度に使うので、出来るだけ薄く描いておくと消しやすいです。
消しゴムはこするのではなく、たたくように使うと紙も痛みませんし、意外と綺麗に消せます。
消しゴムは、普通の消しゴムでも練り消しゴムでもOKだと思います。


Ⅱ.輪郭をはっきりさせます。

輪郭ははっきりとさせておいたほうが、本番の紙へ描き写すのが楽になります。
なので、この時点では、リアルに影を付けて描き写すよりも、物体そのものをはっきりさせるように描いた方が良いと思います。
影は輪郭が描けていれば、後から見ながらつけれるので。
鉛筆はHBを使用しました。


Ⅲ.本番用の紙へ!

いよいよ本番用の紙へ写します。
私は、KMKケント#200のA4サイズを使用しています。
最近は、「A4って小さいなぁ~・・・」っと思うようになってきたので、今後どうするかは検討中です。
同じケント紙でも、メーカーが変わると肌質がまるで違うので、多くのものを試すといいと思います。
色鉛筆はすごく紙を選ぶ画材だと思います。
(色鉛筆のメーカーやモデルが変わると、紙への色のりが変わってきます)

描き写し方は色々な方法がありますが、トレーシングペーパーを使う方法と、ライトボックス(トレース台)を使う方法があります。
私は、ライトボックスを持っているので、ライトボックスを使って写します。
下絵の紙の下にライトボックスを置き、下からライトで照らし、下絵の上に本番用の紙を置きます。
ライトのおかげで下絵が透けて見えるので、それを色鉛筆でなぞって本番用の紙へ写します。
このとき下絵の輪郭が薄いと見難くなるので、下絵の輪郭はしっかり濃く!

描き写すさいは、グレーをメインに使用して薄く輪郭をなぞると良いです。ただ、人物の肌などは比較的薄い色になるので、輪郭をなぞったグレーが目立って残る可能性もあるので、肌部分などは、黄土色や茶色、肌色などを使用して薄く輪郭をなぞっておくと良いと思います。
次は影(濃い部分)を付けて行くので、この時点で薄く影部分を塗ってもOKです。

Ⅳ.影付け

肌の影部分をはっきりとさせてゆきます。
初めから濃く塗ると、塗りすぎることもあるので薄く塗り、後から徐々に濃くしてゆきます。
今回は桜があるので、その桜の位置をはっきりさせるためにも、背景と同時進行しています。
塗り始めは、人物から?っと悩むこともありますが、好きなところからでOKだと思います。
私は、人物から始めることが多いですが、背景が暗めのときなどは、背景からのほうが良い場合があります。
人物を塗り、背景を塗り込むと人物が意外と「真っ白だ・・・・(すごく色が薄い)」ってことが多くあります。
薄い色ばかり使って塗っていると、目が薄い色になれて、少し濃く塗るとその色が濃く感じます。ところが背景などを塗ると、背景の色と比べて薄いことが明らかになります。
後から影を付けるのは修正しにくいこともあるので、要注意です。


基本的に影付けです。
影付けの作業が最も長い作業になります。


リボンと制服のカラー、袖などに影を付ける場所に適当な色で塗っておきます。
桜の枝の影も濃くしています。


これぐらい塗れて来ると、前に書いたように、肌部分の影が薄すぎた・・・っということがよく解る様になります。
なので、ここで加筆調整もしておくと良いです。
明るい色を塗りこんでからその上に暗い(影)色を塗っても乗りにくいので、先に塗るほうが良い。
髪の毛に関して少し書いておきます。
髪の毛を先に塗っておくと、肌の色が薄すぎた・・・っというケースを防ぐことが可能なのですが、髪の毛はかなり黒い色です。それに対して肌はかなり薄く白いです。
その為、髪の毛→肌っと塗ると、髪の毛の暗い色を肌の方へ引き込んでしまい、肌が黒くくすんでしまうことが多いです。
髪の毛の部分をすごく上手く避けて肌が塗れると良いのですが、それは実際無理ですからね。

ハイライト部分などを無理込み過ぎたと感じたら、消しゴムで少したたくと色が取れて白くなります。
リボンの部分で少し消しゴムを使いました。

Ⅴ.仕上げ

しっかり影部分を塗り終えたら、明るい色を重ねていきます。
これでほぼ完成となります。


簡単にまとめてみました。
これは私の塗り方、感覚なので、他のよい塗り方はあると思います。
参考になるかな?
まだまだ私も手探り状態なので、今後塗り方がどう変わるか?