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apricot_jamさんの公開日記

2011年
10月26日
19:33
私は一度暗殺されそうになった・・いや、その時に本当は死んだのかもしれない。

王宮内の人間関係は見かけの煌びやかなものと違いドロドロと黒い・・私を殺そうとしたのは、腹違いの妹とその母親・私を殺し次期王妃を狙った事・・単純明快な理由・・別に死んでも良かったけど、『毒』の中に『呪い』があった・・『呪い』は私に『毒』と『不老』を与え、私の母を『私の毒』で殺し、残った私の味方である乳母の命さえ奪おうとしている・・

部屋に入ると、医者が驚きと恐怖で、小さな悲鳴を漏らす。
「申し訳ないです、私にはもはや・・」
「出て行って」
私の声にあからさまな安堵の表情「失礼します」閉じるドアの音

静かな部屋で微かな彼女の息遣い・・
「あやな姫はすぐ泣く」微笑み

「泣いて無いわ」だって、私の涙さえ、燃え尽きそうな貴女の命を瞬殺するから・・
「ずいぶん大人になったのね♪」
「もう17だもん」
微笑み「まだ、子供だわ」
「なら!貴女にはまだやる事あるでしょ?!」なんで恨み事を言わない!私の理不尽な『呪い』のせいで、人生を終わらせられるのに!
「じゃあ最後に一つ」
最後とか言うな!歯を食い縛り絞りだす・絶対泣いたら駄目!「何よ・・」