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apricot_jamさんの公開日記

2011年
10月27日
21:39
その日は突然来た。

対立王国から急遽復交の為に使者が来た・・(今思えば、策略と気付くが)和平の確約は(乳母の願いの二つ目・誰も死んで欲しくないに通じる)私の思いも同じ・・賛同し、会食に向かう途中私は転ぶ・・膝を擦り剥き『致死の毒』は広がる。

佇み「逃げろ!!」と叫ぶ私!!私の『毒』で、また人が死ぬのか?!不用意な怪我で、また死なせてしまう!
その思いが涙を流し更に殺人に繋がるの忘れる・・

急にふわりと抱きしめられる「てめ死にたいのか?!離れろ!」
でも止めない力・・「姫様」
「敬語とかもう良いから!私はもう誰一人私の『毒』で、死んで欲しくない!!」
激しい感情がその違和感に気付かない!
「姫様・・私は、このくらいの毒では死ねません」柔らかな声と共に抱き締められ、懐かしく優しい命の音を聞く・・
彼女は、本当に『不死』なのだ・・良かった!!「もう・私の『毒』で・誰も・・死んで・ほ・しく・・」涙は被害が広がる事知ってるのに止まらない・・
「ん、大丈夫です」幼子にする様に、ぽんぽんと背中を叩く・「怪我してますね」自分の衣服を裂き私の膝を縛る。
「名前は?」
「言いませんでしたっけ?朱火です」