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apricot_jamさんの公開日記

2012年
02月10日
19:36
謁見の間に入り直ぐ深い御辞儀をする。
一瞬見えた領主は幼い女の子だった。
「よう来たなキルケ・そいつは?」声も同様に幼い。
二人同じ姿勢のままキルケ様が答える「私の弟子レンです」
「・・弟子は取らないって、言ってたのに・・おい、お前等席外せ」どよめき、幼い声に威圧感が加わる「外せって、私は言ったんだけど?」

沢山の足音が扉の閉まると共に消える。
「影!お前等もだ!」

暫しの間・・走り来る足音「一月ぶりだなキルケ!」
「はい、領主様お変わり無く・」「面倒な挨拶などよい、顔上げろ其処のお前も」なんか私に向けた言葉にトゲを感じる。

目の前の領主は十歳くらい、白いドレスに腰まである真っ赤な髪と赤く大きな瞳が特徴的な女の子・
私の青い髪と対極な色の緩やかな曲線につい見とれてしまう。
その紅玉石の瞳が私を睨む「初対面の者が領主に名乗らぬばかりか、じろじろ見るのは失礼とは思わぬのか?」
一瞬で赤面し「申し訳ありませんでした!私先日よりキルケ様の元で教えを頂いているレンと言う者です!」
「・属性は?」
これ答えて良いのかな?「水です」
「キルケこんな教え甲斐の無い奴より私を弟子にしたらどうだ?」