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apricot_jamさんの公開日記

2012年
05月15日
22:31
朝御飯用の野草を採取し戻ると、ドアの前で佇む従者「お帰りなさいませキルケ様」私に笑いかける。
「大変だなお姫様のお守りは・」
彼は、サキに『付いて来るな!』・と、言われ仕方なくドアの前で主の帰りを待って居る。
「イエ、これも仕事ですし、サキ様は疲れている私を休ませて下さるんだと思います」
その気遣いを理解した上で、ドアの前で主を待つんだ・・
「そう言えば君は、ゼル氏・先代にも使えてたね?」
少し私を睨む眼差しをした後笑う「はい、私はゼル様に拾われ使えてきました、あの方の本質を知らない人達は、悪く言う人も居ますが、私を含め近しい人は、ゼル様の行動を『悪』だと思っていません」確信の瞳
『曰く付きの先代』だが、『国力』を上げる為に奔走したのは確かだ・・「別に、悪く言うつもりはないよ、なんだかんだと言われても領土を豊にした・・私は、その先代が羨ましいだけ」そう羨ましい・・

「キルケ様の言われる意味は分かりませんが、領主足りえる者は、人を引き付ける何か・があると思います」

「君、サキの事好き?」凄く意地の悪い質問・けれど従者は私の目を見答える・少し上気した頬で「私は、サキ様を尊敬しています」