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新田真子さんの公開日記

2012年
09月24日
00:25
「モーターシティ」と同じくディズニーXDで、今年の夏からスタートした新作(アメリカ・ディズニーXDはがんばるなあ)ディズニーXD・オリジナル「Randy Cunningham 9th Grade Ninjya ランディ・カニングハム(日本ではほぼカニンガムと表記されるけど、実際の発音はカニングハムの場合が多い)・ナインス・グレード・ニンジャ」

半分だけ(1回2エピソード形式だから)観る機会があったのでちょいと観て見たよ。

主人公のお調子者、ランディ・カニングハムは9年生(アメリカは地域でいろいろ就学方法と年数表記に差がありますが、これは日本で言えば中学3年生ということ)。何しろ半分エピソードなので理由はわからないが、ランディは、4年ごとに選らばれ800年にわたって学校を守ってきた戦士、秘密のニンジャに任命され、日々襲い来る悪の手、魔法使いだったりおばか科学者だったり、から学校の平和を守るのであった、という、なんていうかまあそんな感じ。基本的には、かつて悪の魔術師と戦った侍戦士は、その魔法使いの強大なちからのためにこれを倒すことができず、やむなく地下深くに封印したのであったが、現在ではその真上に主人公の学校が建っていて、人間の闇の心を糧とするその魔法使いは今でも復活を果たそうと狙っており、ニンジャはそれを阻止しなければならないのだ、という具合。他の悪役がどう絡んでくるのかは、そのエピソードを見てみないことにはわからない。キャラクターは他に主人公の親友で、お調子者負け組みコンビのハワードと、ハワードの姉、学校で自身のブロードキャスト・チャンネルを運営している(早い話、放送部の人気キャスター。ただし、カメラとビデオはタブレットPC、このへん21世紀だね、で、撮影からなにからなにまで一人でやってるみたい、なので「部」という日本語はちょっとあてはまらないかも。)ハイジが、レギュラー・セミレギュラーの主人公3人組という感じ。ただし、ランディがニンジャなのはたとえ親友にでも秘密なのだった、と、思ったら、トレーラーを観てみると、ハワードはランディがニンジャだと知ってるみたい。ハイジとハワードの人気者の姉に負け組み弟という組み合わせは珍しいかも。

おはなしそのものは特別目新しさがないんですが、キャラクターデザインが「インベーダー・ジム」やコミック「Johnny the Homicidal Manicac」のジョーネン・バスケス。でありながら、なんと、普通に可愛い女の子キャラがけっこういっぱいいるのが驚きだ。「インベーダー・ジム」のキャラように癖のあるかわいさではなく、ジョーネン・バスケス・キャラでありながら普通に可愛い。
そしてもっとびっくりなのが、バトルの時の雰囲気が「スーパーロボット・モンキーチーム・ハイパーフォース・ゴー」にとっても良く似ていること。
「モーターシティ」より低年齢層を狙った作品なので、よく整理されたシンプルな線に、色設定もきれいなキャラクターの雰囲気、無駄にマフラーをなびかせる主人公が「スーパーロボット~」っぽいのであったよ。お話の内容は違うけど雰囲気は意外と近い感じですよ。

アニメーション・スタイルは、はっきりとした2Dフラッシュ系アニメ。OPは3DCGの背景とあわせて動くのだけれど、本編は全体がいわゆるフラッシュアニメで、これまたよく動くよ。つーか、フラッシュ使って動かないようなアニメはアメリカにはほぼない、ということですかね。

お話は、観たエピソードでは普通な感じ。特別面白いわけではないけれど、つまらなくもない。及第点の標準的優等生。ちゃんと作ってあります風の脚本だったりして、悪くはないが、もうひとつ吹っ切れた感があればいいなあ。キャラクターが煮詰まってくると一皮むけて面白くなる可能性は十分にある。
つーか、ハイジが可愛いから、まあ、いいんじゃね?みたいな。