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新田真子さんの公開日記

2013年
01月13日
12:44
AFCディヴィジョナルプレーオフ第1戦は、ボルチモア・レイブンス対デンバー・ブロンコス。ブロンコスのホーム、コロラド州デンバーのスポーツ・オーソリティ・フィールド・アット・マイルハイ・スタジアム(長いな)で行われた。

デンバーのキックオフで始まったゲームは、ボルチモアのパントをデンバーのリターナー、ホリデーがいきなりのパントリターンタッチダウン。予想もつかなかった形でのデンバーの先制だったが、これはその後の波乱の展開の前触れに過ぎなかった。ボルチモアは返すオフェンスで、フラッコからWRトリー・スミスへのロングパスがヒット。あっさり同点にして試合は振り出しに。さらにボルチモアがデンバー陣内でインターセプトリターンタッチダウンで、リードを奪うが返すデンバーのオフェンスでマニングからWRストークリーへのTDパスが決まり14対14でまた試合は振り出しに。さらにデンバーがTDでリードを奪い返すが第2Q終了間際、フラッコのパスを再びトリー・スミスがキャッチしてTD。21対21で前半を終了した。
意外な点の取り合いとなった第3Q。ボルチモアのキックオフをリターナー、ホリデーが今度はキックオフ・リターンタッチダウン。またもやデンバーのリードで後半がスタートすることになった。やや落ち着いた展開となった第3Qはパントの蹴りあいになったが、ボルチモアがパスラッシュからマニングのファンブルを誘い、ファンブルリカバーでターンオーバー。ボルチモアはこのチャンスからRBレイ・ライスのTDランで28対28と同点に。しかし、第4Q、デンバーはまたもマニングからWRトーマスへのTDパスが決まり、ボルチモアを突き放す。7点を追うボルチモアは、同点を目指すドライブで4thダウンギャンブルも失敗。残り3分からのデンバーのドライブをボルチモア・ディフェンスが食い止め、残り1分で、ボルチモアのオフェンスとなる。そして残り30数秒、ボルチモア陣30ヤードからのフラッコのロングバスが、この試合リターンで見せ場のなかったWRジョーンズにヒット。ディープに守りながらも裏を取られたデンバーのディフェンス・バックをかわしてそのままTD。信じられない展開で35対35と土壇場で同点となり試合は今プレーオフ最初のOTへ突入した。
コイントスで勝ったボルチモアがレシーブを選択。リターナーには、デンバー・オフェンスが徹底的に警戒し、ほとんどプレーに絡むことのなかったSのエド・リード。しかし、ビッグリターンは奪えない。TDを目指す最初のドライブをパントで終えたボルチモア。返すデンバーのオフェンスもパントとなり、OTは先に点を取ったほうが勝利のサドンデスに突入する。しかしOTは互いのエンドゾーンが遠く、一進一退の膠着状態となる。この均衡を破ったのはボルチモア・ディフェンスだった。ボルチモアのパスラッシュを逃れて右へロールアウトしたマニングが追い詰められてまさかの投げミス。これをボルチモアのCBグラハムがインターセプト。これで得たボルチモアの攻撃は2ndOTに入った後、新人Kタッカーが47ヤードFGを決め4時間以上に及ぶ戦いはついにボルチモアが勝利した。ぎりぎりまで追い詰められてからのチーム一丸となっての逆転勝利にレイ・ルイスは地面に突っ伏して男泣き。レイ・ルイスのゲームはまだ終わらない。
イエローフラッグが乱れ飛び、微妙なジャッジの多いゲームではあったが、マニングの見事なドライブや、フラッコの起死回生のロングバス、キックオフ、パント、インターセプトの3つのリターンタッチダウン、両チームのリードの奪い合いと見所満載の疲れるゲームだった。

てなわけで、やはり春日の呪いはここでも炸裂。「あとデンバー」のたった一言で、マニング兄をまさかの逆転負けに引きずり落とすという荒業をやってのけたのだった。まさに恐るべし。
この先はもうAFCのチームの応援はやめてNFCのチームを応援しなさい。たのむから、そうして春日さん。

てことで、現在はディヴィジョナル・プレーオフの第2試合、NFCのグリーンベイ・パッカーズ@サンフランシスコ・49ナーズ戦が行われている最中。こちらも前半を21対21の同点で折り返すという接戦ですよ。やはりNFLプレーオフはディヴィジョナル・プレーオフとチャンピオンシップ・ゲームの6試合が一番面白い。